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妄想性障害は、成人期中期から後期にかけて発症することが多い、比較的まれな精神疾患です。
統合失調症と異なり、幻覚や支離滅裂な言動などの症状は伴わず「妄想」のみが現れることが特徴です。
妄想の内容は、「現実的に起こり得るもの」と、「ありえないもの」の大きく2つに分けられます。
当事務所には、「防犯設備士」「電気工事士」「第4号警備業務」の有資格者が在籍しており、専門的な観点から防犯に関する対策やアドバイスを行なっています。
防犯設備
2024年4月11日
「妄想性障害」は、一つまたは複数の誤った強い思い込み(妄想)が、少なくとも1ヶ月間持続する精神障害です。
妄想の内容は、通常でも起こり得る状況(例:配偶者の裏切り、後をつけられている、毒を盛られる、感染させられる、遠くから誰かに愛されているなど)の場合もあれば、起こり得ない状況(傷あとを残さずに内臓を抜き取られてしまったなど)の場合もあります。
重要なのは、妄想と誤った思い込みの違いです。
誤った思い込みは、本人が論理的に理解することで修正できますが、妄想の場合は、矛盾する証拠があっても信じ続けてしまうという点に特徴があります。
妄想性障害は、比較的まれな精神障害であり、**人口の約0.2%**が罹患していると考えられています。
誰かが自分に心を寄せていると思い込みます。電話や手紙、電子的なメッセージなどによってしばしば妄想の対象者と接触を図ろうとします。
なかには監視を試みる人もいて、ストーカー行為もよくみられます。妄想に関連した行動が法に触れることもあります。
自分には偉大な才能がある、あるいは重要な発見をしたなどと思い込みます。
配偶者や恋人が浮気をしていると信じこみます。この思い込みは、あいまいな証拠を踏まえた誤った推測に基づきます。
このような状況では、身体的な暴力に訴える危険性が大いにあります。
自分に対して陰謀が企てられている、見張られている、中傷されている、嫌がらせをされているなどと思い込みます。
繰り返し訴訟を起こしたり、警察やその他の行政機関に通報したりすることもあります。
まれに、想像上の迫害に対する報復として、暴力に訴えることもあります。
体に変形が起きている、体臭がするなどと思い込み、体の機能や特徴にとらわれます。
この種の妄想は、寄生虫にかかっているなど想像上の病気という形を取る場合もあります。
妄想性障害の初期症状としては、以下のようなものが挙げられます。
これらの症状は、日常生活に支障をきたすほど深刻なものではない場合が多いです。
妄想性障害の人は、比較的良好に日常生活を送れる傾向があります。しかし、特定の妄想によって問題が起こる場合は、そうはいきません。
例えば、配偶者が不倫をしていると思い込むと、夫婦関係に問題が生じる可能性があります。
被害妄想は、些細な出来事から始まることがあります。
小さなきっかけから始まった些細な出来事が、次第に歪められ、妄想へと発展してしまうケースも少なくありません。
集合住宅での生活を例に考えてみましょう。
隣の部屋から聞こえる生活音。本来であれば、生活音として許容できるレベルであっても、被害妄想を抱えた人にとっては、「嫌がらせ」と捉えられてしまうことがあります。
論理的な思考が飛躍し、単なる生活音を「嫌がらせ」と解釈してしまうのです。
さらに、妄想はエスカレートし、「周囲の人々が嫌がらせに加担している」と考えるようになります。
周囲が敵であると認識すると、当事者は「自分の身を守らなければならない」という強い防衛意識に駆られ、無関係な人々に対しても攻撃的な態度や行動をとってしまう可能性があります。
被害妄想は、当事者にとって大きな苦痛となります。
常に周囲を敵視し、不安や恐怖に支配され、心身ともに疲弊してしまうのです。
さらに、周囲の人々との関係も悪化し、孤立してしまう可能性もあります。
攻撃的な言動に対処する方法は、慎重に選ぶ必要があります。
怒りや反応は状況を悪化させる可能性がありますので、リスクを考慮して行動することが重要です。
相手の攻撃的な言動に腹が立つのは当然ですが、報復的な言動で対抗するのは逆効果です。
対立をさらに激化させ、関係を悪化させるだけでなく、法的な問題や身体的な暴力に発展する可能性も高くなります。
冷静さを保ち、賢く対処することが大切です。
悪口や攻撃的な言動に対して、無視することは問題解決にならない可能性があります。
むしろ、感情的な不安や対立が長引いたり、相手がより攻撃的になる可能性さえあります。
無視は、問題から目を背け、逃げているように捉えられ、相手を更に怒らせてしまう場合もあります。
悪口や攻撃的な言動を受けると、誰でも落ち込んでしまうものです。
しかし、自己憐憫に陥ってしまうことは、自己評価の低下や抑うつ症状の悪化という悪循環を生み出す可能性があります。
自己憐憫とは、「自分はなんて不幸なんだ」「なぜこんな目に遭わなければならないんだ」と、自分自身を責めたり、悲観したりする思考です。
確かに、悪口や攻撃を受けたことは辛い経験です。しかし、問題解決にはなりません。
むしろ、「自分はダメな人間だ」という思い込みを強め、さらなるネガティブな思考に陥ってしまう可能性があります。
問題から逃げようとすることは、一見楽な選択に思えるかもしれません。
しかし、問題は逃げても解決はしません。むしろ、将来的に同じ問題が再発する可能性さえ高まってしまいます。
問題が長引くほど、解決は難しくなり、より大きな労力と時間が必要になります。
悪口や攻撃的な言動を受けたときに、ついカッとなって暴力的に反応してしまうことがあります。しかし、暴力は決して解決策ではありません。
法的な問題を引き起こし、身体的な危険を伴うだけでなく、周囲の人々にも悪影響を与える可能性があります。
2015年5月、住人の女性を刺殺したとして、殺人や銃刀法違反の罪に問われた無職、上原亮宏(あきひろ)被告(55)の裁判員裁判の初公判が5日、大阪地裁(小倉哲浩裁判長)で開かれた。
上原被告は「殺意はなかった」と殺人罪の起訴内容を否認。弁護側は刑事責任能力の有無について争う姿勢を示した。
検察側は冒頭陳述で、上原被告が起訴前の精神鑑定で「妄想性障害」と診断されたと指摘。
あいさつする程度の関係だった被害者から、嫌がらせを受けていると思い込んだと動機への影響は認めたが、被害者を執拗に刺すなど犯行の状況から殺意は明らかで、完全責任能力があったと訴えた。
2015年、埼玉県熊谷市で小学生2人を含む6人を殺害したとして強盗殺人罪などに問われたペルー国籍、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)の控訴審判決が12月5日、東京高裁であった。
高裁は死刑とした一審を破棄し、無期懲役を言い渡した。被告が統合失調症の影響で心神耗弱の状態だったと認定した。
ナカダ被告は被告人質問で「殺していません。もし私が6人を殺していれば、私を殺せばいい」などと発言。
被害妄想に苦しむ人は、常に誰かに嫌がらせやつけ狙いを受けていると感じています。
自分の言動に矛盾があっても認めようとしせず、周囲の助言にも耳を貸そうとしません。
例えば、隣人と顔を合わせるたびに、「部屋を覗くな」「夜中に壁をドンドン叩くな」「お前たちが俺を狙っているのはわかっている」などと言いがかりをつけ、庭にゴミを投げ捨てられるような嫌がらせが続いたら、誰でも恐怖を感じるでしょう。
しかし、被害妄想を抱えている人にとって、これらの出来事は実際に起こっていることなのです。
被害妄想を抱えている人は、周囲の人から理解されにくいという悩みを抱えています。
周りの人から見れば、被害妄想に基づいた言動は理屈に合わず、非合理的に映るからです。
しかし、当人にとっては、それが真実であり、否定することはできません。
精神病(妄想性障害)の隣人トラブルから、身を守る方法は、基本的には自己防衛です。
自己防衛は、被害を防ぐための第一歩です。しかし、自己防衛だけで完全に被害を防ぐことは難しいことも事実です。
プロアネックスには、「防犯設備士」「電気工事士」「第4号警備業務」の有資格者が在籍しており、あらゆる対策を組み合わせてご依頼者の安全を守ります!
戸建てや賃貸、抱えている不安や状況に応じて、対策やサポート内容が変わります。まずは、現在に至るまでの経緯や状況をお聞かせください。
状況に応じて「駆けつけサポート」にも対応しています!
プロアネックスが行なう防犯対策は、一軒家や賃貸などの状況に応じた対策(カメラ・センサーライト・砂利・ガラス・フィルム・警報機・監視・盗聴・盗撮)を行ないます。
防犯砂利や防犯ブザー、防犯フィルムを使用することで、自宅への侵入を防ぐことが可能となります!
自宅や勤務先に防犯カメラを設置することで、不審者の行動を記録し、証拠として利用することができます。また、不審者が被害者の行動を監視するのを防ぐ効果もあります。
玄関や窓に防犯対策を施すことで、不審者の侵入を防ぐことができます。例えば、防犯ドアや防犯ガラス、防犯センサーなどを設置します。
第4号警備業務とは、人の身体に対する危害の発生を警戒・防止する警備業務で、身辺警護業務のことを指します。
第4号警備業務は、警備対象者の身を守ることが目的の業務です。そのため、常に警戒を怠らず、警備対象者を危険から守るために必要な措置を講じなければなりません。
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第4号警備業務を行なう警備員は、第3号警備業務を行なう警備員と同じく、警備業法に基づく国家資格である警備員の資格を有する必要があります。
精神病(妄想性障害)が招く「隣人トラブル」から身を守る方法として、「犯人」ではないことを証明するのも一つの方法でしょう。
被害妄想による攻撃や通報があった場合、犯人ではないことを証明し、冷静に第三者の立場から説明することで疑いが晴れます。
隣人から騒音のクレームを受けた場合、慌てずに以下の3つのステップで冷静に対処しましょう。
匂いの苦情があった場合、臭気測定器などの機器を使って匂いを測定します。測定結果は数値として報告書にまとめ、提出します。
身に覚えのない誹謗中傷に対処するために、加害者ではないことを証明する証拠を集め、隣人に提示します。
騒音や匂いなどの問題だけでなく、「監視」や「悪評の流布」、「ストーカー行為」など、あらゆるトラブルに対処しています。
また、当事者同士の話し合いはさらなる問題を引き起こす可能性があるため、慎重に対応します。
防犯対策をしっかり行なうことで、精神病(妄想性障害)が招く隣人とトラブルから身を守り、安全に暮らすことができます。
先程の説明と重複してしまう部分もございますが、精神病(妄想性障害)の隣人トラブルから、身を守る方法は「自己防衛」です。
正しい防犯対策は、専門知識なしでは難しいでしょう。また、防犯グッズの購入から設置まで、適切なアドバイスまでお任せください。
プロアネックスは、「防犯設備士」と「第4号警備業務」の有資格者が在籍する、防犯設備の専門家です。
また、精神病(妄想性障害)の隣人の行動や素行を確認したいときは、調査会社と連携し、情報収集を行ないます。
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