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近年の研究では、長時間の電磁波への曝露が健康に影響を及ぼす可能性があると指摘されているため、電磁波に対する知識を深め、必要に応じて適切な対策を講じなければなりません。
この記事では電磁波の基礎知識や、電磁波が及ぼす影響やリスクを解説し、電磁波への適切な対策を取ることの「メリット」や「実践方法」をご紹介いたします。
当事務所には「1級電磁波測定資格」を持つ測定士が在籍しているため、専門的な観点から電磁波被害に関する対策やアドバイスを行なっています。
電磁波対策について
2024年1月9日 更新
電磁波は、電気と磁気の相互作用によって発生するエネルギーの波動形態です。
電磁波は、空気や真空を通じて伝播できる特性を持っており、現代社会においてはラジオ波やマイクロ波に使われ、テレビ、携帯電話、衛星通信などのデータや音声の伝送に利用されています。
このように電磁波は身近にありふれた存在ではありますが、反面「健康への悪影響」も示唆されています。
世界保健機関(WHO)の発表では、携帯電話などが放つ電磁波には脳腫瘍のリスクについて「限定的な証拠が認められる」とされています。
また、人によっては頭痛や睡眠障害、倦怠感などの健康被害が現れることがあり、こういった被害を避けるためにも電磁波に対する正しい知識が必要となります。
私たちの身の回りには、あらゆる電磁波の種類があります。
私生活や社会活動において電磁波は重要な役割を果たしており、欠かせない存在となっています。身近な電磁波の種類としては、以下が挙げられます。
ラジオやテレビ放送、ワイヤレス通信(Wi-FiやBluetooth)、マイクロ波などが含まれます。これらの波は情報の伝送に使われ、無線通信や無線テクノロジーが普及しています。
目で見ることができる範囲の電磁波であり、太陽光や照明、ディスプレイなどが可視光線の例です。
可視光線よりも波長が短い電磁波であり、太陽光や紫外線ランプ、紫外線殺菌器具などが紫外線の例です。
紫外線は、皮膚への影響や紫外線による目の損傷に関連することが知られています。
高エネルギーの電磁波であり、医療用途(レントゲン検査やCTスキャン)や工業用途で使用されます。
X線は体組織に浸透し、内部の画像を作成するため、放射線被ばくのリスクがあります。
電磁波を利用して磁場を作り出し、治療に使用されることがあります。
例えば、MRI(磁気共鳴画像法)は強力な磁場を使用して身体の内部の画像を作成するため、医療でよく使用されます。
電磁波が健康に与える潜在的な悪影響については、さまざまな科学的な研究が行なわれています。一部の研究結果と議論されている健康への悪影響について説明します。
電磁波の曝露が、睡眠の質に影響を与える可能性があるという研究結果もあります。
特に、モバイルデバイスや電子機器を寝室で使用することにより、睡眠障害の原因になると言われています。
一部の人々は、電磁波への曝露により頭痛、疲労感、不眠症、集中力の低下などの症状を感じることがあります。
しかし、EHS(環境・衛生・安全)的な裏付けは不十分であり、その存在自体が議論の的となっています。
高い電磁波への曝露が、がんの発生リスクを増加させる可能性があるという研究結果が存在します。
国際がん研究機関(IARC)は、一部の電磁波を「可能性のある人体発がん物質(2B類)」に分類しています。
電磁波曝露が、胎児や子供の発育や発達に潜在的な影響を及ぼす可能性についても示唆されています。
特に、胎児や幼児期の電磁波への曝露が脳や行動に影響を与える可能性は、危険性の解明が急がれています。
もし電磁波による影響を感じた場合には、対策は急務となります。
対策と言ってもその種類は多岐に渡りますので、こちらでは一般的な方法について説明していきます。
また対策を行なうことで、得られるメリットについても合わせてご紹介いたします。
電磁波源から適切な距離を保つことが重要です。
例えば、携帯電話を使用する際には、できるだけヘッドセットやスピーカーフォンを使用して通話し、直接体に近づけないようにしましょう。
電磁波を遮断する素材を使用することで、電磁波曝露を軽減することができます。
例えば、電磁波遮蔽フィルムや電磁波遮蔽カーテンを使用することで、電磁波の透過を減らすことができます。
電磁波を発する機器(ワイヤレスルーター、携帯電話ベースステーションなど)は、使用頻度の高い場所から離して配置することが望ましいです。
寝室などのリラックスする場所では、電子機器をなるべく近づけないようにしましょう。
長時間連続して電磁波に曝露されることを避けるため、デバイスの使用時間を制限することが有益です。
特に就寝前には、電子機器の使用を控えることが重要です。
ワイヤード接続を使用して、ワイヤレス通信を必要最小限に抑えることができます。
例えば、インターネット接続にはイーサネットケーブルを使用するなど、ワイヤード接続の利用を検討しましょう。
自宅が電磁波の影響を受けやすい立地にある場合は、住宅をリフォームや改修することで、電磁波からの脅威を軽減することが可能です。
壁を電磁波遮断性の高い材質に変えたり、コンセントの位置の変更などが有効です。
電磁波は、私たちの生活に欠かせないものでありながら、その影響についてはまだ解明されていない側面もあります。
しかし、日々の健康と安全を考慮しながら、適切な電磁波対策を講じることは重要です。
当事務所では、電磁波からの悪影響や被害でお悩みの方から多くのご相談を受け付けています。
電磁波の被害や電磁波過敏症は、目に見える被害や証拠、症状が出ないため、周りに理解してもらえないのがいちばん辛いことだと思います。
電磁波対策は個別の状況により異なるため、ご相談や情報共有を通じて最適な対策を模索していきます。
電磁波問題の解決には専門家の知識や技術は必要不可欠となりますので、今現在電磁波でお困りの方はお気軽にご連絡ください。
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